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ヘルシングの登場アイテム①
ツェッペリン2
(C) 1999-2008 平野耕太 Shonen-gahosha Co., Ltd. All Rights Reserved.

HELLSING の登場アイテム①


↓クリックで続きを読む

※注:本日の内容には平野耕太先生による漫画 『HELLSING』 のネタバレがほんの少しだけあります




今日から少しの間、私の大好きな漫画 HELLSING から、作中に登場した兵器や装備などについてのお話を書いていきたいと思います。


よろしければお付き合いください ´ω`)ノ


















さて、早速ですが今日のアイテムは 飛行船 です。


作中では4巻の後半から登場します。





ツェッペリン1
(C) 2006-2011 平野耕太 SATELIGHT Inc. All Rights Reserved.


OVA版でもこんな感じで登場しました。


かの有名な、少佐の 「諸君、私は戦争が好きだ」 の演説も、この飛行船隊の旗艦 (デクス・ウキス・マキーネ) の中で行われました。
















飛行船には大きく分けて3タイプあります。


一つ目は ブリンプ (軟式)


二つ目は リジッド (硬式)


三つめが セミ・リジッド (半硬式)


となっています。


ヘルシングに登場したようなタイプの飛行船は、二番目のリジッドタイプです。



また、半硬式というのは一つ目の軟式タイプと二つ目の硬式タイプの中間のタイプです。


(ハイブリッドみたいな感じ)














硬式飛行船

軟式飛行船 (ブリンプ) というのは、ある意味で最も飛行船らしい飛行船であり、いわゆるビニール風船のようなタイプのもの。


普通の人が 「飛行船と言えば?」 と言われれば、真っ先に思いつくタイプの飛行船だと思います。




船形は内部に充填されたガスの圧力によってのみ支えられており、金属などの骨格を持たないため非常に軽く、コストも安いタイプの飛行船です。


ただその分、風の影響を受けやすく、また船体自体の剛性が劣るため大型化や高速化には向きません。
















ロサンゼルス号

一方、内部に金属などで作られた骨格を持つタイプの飛行船を硬式飛行船 (リジッドエアシップ) と呼びます。


骨格を含む分だけ船体が大幅に重くなりますが、その分船形が強固になり、大型化することができます。


また、浮力を生み出す気嚢は複数に分けて内部に収納されており、たとえ船体に穴が空いても気嚢さえ無事ならば浮かび続けることが出来ます。


それらの利点を見込まれて第一次世界大戦前後、硬式飛行船は世界中の軍隊で偵察や爆撃目的で使われました。




↑の写真は、アメリカ海軍所属の硬式飛行船 ZR-3 USS ロサンゼルス のものです。


写真から一目瞭然ですが、軟式飛行船に比べて圧倒的に巨大なのが分かります。





と言いますか、むしろ硬式飛行船は 船体が巨大でなければ浮かぶことが出来ない のです。





え? 骨格を持つ硬式飛行船は重いはずなのに 『大型化しなければ浮かべない』 とは一体どういうこと?


逆なのでは?


という感じがしますよね・・・















飛行船というのは軟式でも硬式でも大概が、内部はガランドウになっています。


内部がスッカスカということは、飛行船の船体の重さのほとんどは外張りやエンジンなどの機関部の重さということになります。


機関部の重さはさておき・・・


外張り (外壁) の重さというのは当然ながら 飛行船の表面積 に左右されます。




逆に、浮かびあがろうとする力、すなわち浮力は内部に詰まれた気嚢のサイズによって決まります。


つまり、内部空間の大きさ = 飛行船の容積 = 飛行船の体積 が大きい程に浮力は増していくのです。





まとめるますと、飛行船と言うのは・・・



表面積が大きいほど重くなる


体積が大きいほどよく浮かぶ






ということです。


これは、表面積が大きくてもそれ以上に体積が圧倒的に大きければ問題無く浮かびあがれるというわけです。















立方体0

・・・ここで突然ですが、一辺が 1m で構成された正六面体 (立方体) があるとします。


この立方体の表面積と体積は↑の図のようになりますよね。


この時点では、表面積に対して体積の割合が小さいです。















立方体1

次に、一片の長さを 5m (5倍) にした時を考えてみましょう。


一片の長さは5倍になりましたが、表面積は一片の長さの2乗に比例するので25倍になっています。


同時に、体積は一片の長さの3乗に比例するので125倍 (5×5×5 = 125) となりました。


・・・感の良い方はもうお気づきになられたかと思いますが、もう少しだけ続けますね。















立方体2

一片の長さを10mにしてみました。


1mだったときの10倍です。


表面積は100倍に、体積は1000倍になりました。


最初、表面積の6分の1しかなかった体積の大きさが逆転し、体積の方が圧倒的に大きくなりました。


(単位が違うので単純には大きさを比較することは出来ないのですが、値の大きさと言う意味で)



これを続けていくと・・・つまり、一辺の長さを大きくしていけばいくほどに表面積に対しての体積の割合がグングン増加していきます。







さて本題。


先ほど、飛行船の重さは表面積に比例し、浮力は体積に比例する! という話がありました。


つまり、大型になればなるほどに表面積に対しての体積は増大し、浮力を維持しやすくなるというわけです。


これが、硬式飛行船が総じて大型化している理由でもあります。
















ちなみに余談ですが、この表面積と体積の関係は 『寒い地域に生息する動物ほど大型になっていく』 理由の一つでもあります。


体から熱が外に逃げる割合は体の表面積の大きさに左右され、熱を生み出したり保ったりする能力は体の体積の大きさに比例するためです。


日本熊よりもホッキョクグマの方が圧倒的に体が大きかったり、割と温かい地域に生息するイワトビペンギンと比べて南極に住むコウテイペンギンは2倍以上の体長を有していたりするのがこの典型例です。


(ホッキョクグマとコウテイペンギンはそれぞれクマ科とペンギン科の最大種)



こういう傾向のことを ベルクマンの法則 と言います。


同様に、前述の体積と表面積の割合の法則をスクエア・キューブの法則と言います。



















Hindenburg.jpg

この 「硬式飛行船は大型化すべし」 という理屈で作られた最も有名な飛行船といえば、何と言ってもドイツの超大型飛行船 LZ 129 ヒンデンブルク でしょう。


ドイツ共和国 (ワイマール共和国) 第二代大統領 『パウル・フォン・ヒンデンブルク』 の名を冠するこの巨大飛行船は、第一次世界大戦敗戦の傷跡から復興したドイツの技術的象徴でもありました。


また、このヒンデンブルクはいわゆる ツェッペリン型硬式飛行船 の一つであり、もしかしたらこちらの名前の方が通りが良いかもしれませんね。


ヘルシングに出てきた旗艦デクス・ウキス・マキーネを始めとする空中艦隊のモデルは、おそらくこのツェッペリン型の飛行船だと思われます。


(5巻と6巻でゾーリン中尉が指揮を任された空中巡洋艦の名前が思いっきり 『ツェペリン2』 でしたし)















Hindenburg サイズ

全体写真ではよくわかりませんでしたが、ヒンデンブルクを拡大した写真を見ると、この船がいかに巨大なものであるのかが分かります。


右下にぽつらぽつらと見える人間と比べてみると、分かりやすいかと思います。


何とこの飛行船、プロペラの一枚一枚が人間よりも遥かに大きいのです。

















アクロン

最後に。


特筆しておきたい飛行船として、これまたアメリカ海軍の飛行船 ZRS-4 アクロン を挙げたいと思います。


これもツェッペリン型飛行船と同じく硬式飛行船のひとつなのですが、なんとこの飛行船、戦闘機を格納・発進させることが出来るのです。



滑走路らしきものも付いていないのに実に不思議ですよね。

















アクロン2

その秘密は別角度から撮られたこの写真を見て頂ければ一目瞭然です。


船体の横にフックのようなものが付いていますが、この部分に戦闘機 (F9C スパローホーク) が係留されており、そこから 『フライングトラピーズ』 という専用の発艦装置を使って飛び立ちます。















F9C スパローホーク2

F9C スパローホーク
(クリックで拡大します)


係留されている F9C スパローホーク は、これ専用に開発された飛行船用の小型艦載機です


軍事目的の飛行船はその性質上、敵の戦闘機の銃撃の一発であっても致命傷となりえるため、防衛用の対空兵装は必須だったのですが、その役割を戦闘機に担わせると言うのは画期的でした。


現代戦でいうところの航空母艦と艦載戦闘機のような関係ですが、それと同じ運用思想が今から80年近く前の1930年代にはもう実行されていた・・・というのには驚きですね。










ちなみに、余談ですが・・・


スパローホークのような小型のレシプロ機であっても、離陸するためにはそれなりの滑走速度が必要です。


しかし、艦載されている空母であるアクロンは最大飛行速度が時速100kmちょっとしか出ませんでした。


これでは明らかに離陸速度に達しません。


それでも発艦出来たのは、これが 複葉機 だったからです。





このような翼が上下2枚に別れている機構は、初期の頃のまだエンジンが洗練されておらず、プロペラの出力がきわめて弱かった頃に、少ない揚力で効率的に飛ばそうというコンセプトで作られたものです。


この機構であれば、フライングトラピーズを使った極弱い離脱力であっても飛び立つことが可能だったのです。









さらに余談ですが、今ではジェット戦闘機の音速飛行とか亜音速飛行というのは当たり前になり、音速で飛べないジェット飛行機というのは旅客機くらいなものです。



人類初の有人超音速飛行はアメリカ空軍所属の チャック・イェーガー によって1947年に成し遂げられました。


チャック・イェーガー
チャールズ・エルウッド・イェーガー (1923-)








しかし、これ以前にもこの音速の壁に挑んだプロペラ戦闘機乗りたちが沢山いました。


もちろん、プロペラ機なわけですから普通にやっても絶対に音速にはたどり着けません。


なので彼らは、ある 裏技 を使って音速を目指しました。











その方法は・・・驚くなかれ


機体を真下に落下させながら全力で加速する というものでした。


普通に考えれば自殺行為ですが、レシプロ機や出力の弱かった初期のジェット機などで音速に挑むためにはこれしか方法が無かったのです。





しかし逆に言えば、そのような落下状態からの立て直しにおいてはレシプロ機は現代のジェット戦闘機よりも優れていたということでもあります。




現代機が空中で速度不足におちいると、失速 (ストール) と呼ばれる揚力不足による落下運動を始めます。


現代戦闘機のように非常にタイトな揚力設計が行われている機体では、ここからの脱出がかなり難しく、多くの場合コンピューターなどの助けなどを借りてなんとか復帰させます。


もちろん、空中空母から低速で切り離して発進! なんて芸当は現代戦闘機に出来るわけもありません。




しかし、前述のようにレシプロ機であればたとえ飛行速度がほぼゼロの飛行船から切り離されたとしても、落下速度を飛行速度に転換して飛び立つことが可能なのです。


まさに、当時だから出来た芸当・・・とも言えますね。













・・・余談の余談ですが、この 飛行船空母 という発想を見ていると、PSゲームの 『エースコンバット3』 のウロボロスルートに登場する空中空母 『スフィルナ』 を思い出しますね。

(誰も分からないネタですね・・・ハイ 。・゚・(ノ∀`)・゚・。)
























今日のおまけ♪




HELLSING 単行本4巻、OVA4 に登場する少佐の超有名なあの演説。

今日登場した飛行船のデクス・ウキス・マキーネの中で演説しています。

2011.09.19(Mon) | HELLSING | cm(0) | tb(0) |

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