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ヘルシングの登場アイテム②
V1(作中)
(C) 1999-2008 平野耕太 Shonen-gahosha Co., Ltd. All Rights Reserved.

HELLSING の登場アイテム②


↓クリックで続きを読む

※注:本日の内容には平野耕太先生による漫画 『HELLSING』 のネタバレがほんの少しだけあります





HELLSING の登場兵器紹介第二弾。


本日ご紹介するのは、第二次世界大戦末期にドイツで開発・運用された長距離飛行爆弾 V1 です。


↑の写真の左下で飛行している物体がそれです。















V1

V1・・・正式名称 Fieseler Fi 103 は、1944年にドイツ軍で実戦配備された長射程・簡易誘導型の爆弾です。


当時、イギリスを含む連合国に各戦線において押され始めていたドイツ軍は、近海の制空権を確保することが困難になってきていました。


そのため、制空権を取らなくても単独で長距離攻撃が可能な兵器の開発を進めていました。


そんな中、開発された対英用の反撃用の兵器の1号がこのV1です。


Vとは、反撃・復讐を意味するドイツ語の 『Vergeltungs』 と 武器・兵器を意味する 『waffe』 を合わせた 『Vergeltungswaffe』 の頭文字で、V1 = 報復兵器1号という意味になります。


飛行動力には、パルスジェットエンジンが使われており、速度こそあまり速くはありませんでしたがその分量産に向き、最終的には2万発以上のV1が生産され、発射されました。


この攻撃で、イギリス本土にいた24000人以上の人々が死傷しました。
















V1(OVA)
(C) 2006-2011 平野耕太 MADHOUSE Inc. All Rights Reserved.

(HELLSING OVA5巻で、ロンドンのビッグ・ベンに突入するV1改)



歴史上の史実はさておき、平野先生のHELLSINGにおいてもこのV1が単行本5巻 (OVAでも5巻) の後半で空中艦隊旗艦 『デクス・ウキス・マキーネ』 から雨のように大量に町に向けて発射され、ロンドンを火の海に変えました。


ただ、V1という名前はHELLSINGの作品の中ではV1ではなく 『V1改』 となっていたので、もしかしたら誘導方式や炸薬などが現代風に改良されたタイプの新型兵器だったのかもしれません。


(このあたりは、描いた平野先生ご本人にしか分かりません)















V1内部

史実の方のV1の大きさは、全長8.3m、高さ1.4m、総重量2150kg。


この巨大な胴体の中に、TNT (トリニトロトルエン) とアンモニウムナイトレートの複合爆薬が詰まっており、その弾頭重量は 850kg もあったそうです。






・・・参考までに、2011年現在日本の自衛隊やアメリカ軍などで使用されている対艦ミサイルでさえ弾頭重量は平均250kg程度。


アメリカ軍の所有している世界最強クラスの対地・対艦ミサイルだった SLCMGLCM (いわゆる巡航ミサイル) でさえ弾頭重量は450kgちょい。


1982年にイギリスとアルゼンチン間で起きた フォークランド紛争 でイギリス艦艇を次々と撃沈・沈没させたフランス製の高性能対艦ミサイルである エグゾセ に至っては、弾頭重量は165kgしかありません。


このクラスの軽弾頭型のミサイルであっても、現代戦で使用されるような複合装甲の艦船を容易に撃沈出来ることから考えて、V1に搭載された850kg爆弾というのがいかにとんでもないのかが分かりますね。


(エグゾセ等の近代ミサイルの場合は、炸薬の量そのものよりも燃焼剤の向上による飛行速度の高速化と運動エネルギーの増大が破壊力増加に大きく貢献しているそうです)









現代の軍事兵器の統一基準に直すなら、850kg爆弾は対地攻撃用の 『2000lb爆弾』 とほぼ同じです。


この半分のサイズの 1000lb爆弾 が直撃すると、フリーゲートクラスの軍艦でさえ下手をすれば沈没してしまう程なので (実際、1000lb爆弾の直撃が遠因してイギリス海軍の21型フリーゲートが撃沈されたことがあります) 、2000lb爆弾を市街地・・・それも敵国の 首都 (ロンドンやブリュッセル) の攻撃用に使うというのはいくらなんでもやり過ぎな感も・・・




しかし、実際のところは命中率が著しく低かったらしく、想定していた程の戦果はあげられなかったそうです。


(それでも前述の通り、2万人以上の人々が死傷しましたけど・・・)















V1射程
(C) 2007-2011 Google , Google Maps. All Rights Reserved.


V1の発射場所に選ばれたのは、当時 (1944年) ドイツ軍によって占領されていたフランスの北端の カレー地方 (現在の、パ=ド=カレー県) で、ロンドンとは150km程度の距離にあり、まさに目と鼻の先でした。



ちなみに、このフランスのカレーとイギリスのドーバーを結ぶ直線距離34kmの海峡を ドーバー海峡 と言いますが、こちらの方は日本人にも割と馴染みがある名前かもしれませんね。


海峡横断泳などの遠泳や英仏海峡トンネルなどで有名な場所です。








・・・しかしながら、近いとは言ってもこの距離を当時の技術で無人飛行機を飛ばすのにはかなり無理があり、気圧高度計とジャイロスコープのみで目標を目指すV1は、9割近くがあらぬ方向に飛んで行ってしまったり、撃墜されたり、墜落したりしたそうです。


日本国土での距離感で言うならば、東京都から静岡県を超特大の紙飛行機で狙うようなものです。




ただ、21世紀現代の技術を持ってしてもこのサイズで完全自立飛行可能な飛行機を作ることは非常に困難なので (GPSなどの外部調整装置を盛り込めば可能だが、それらを使わずに完全自立で動かすのは難しい)、 それを60年以上前に実行に移していたというのは、それだけで凄いことです。


しかも、1割程度とはいえ、ある程度はきちんと飛行した発射例もあったというのですから驚愕するしかありません。


(破壊兵器なので、褒められたものではありませんけど、技術という点で)















V1塗装2

V1の飛行航路は、9割以上が海上や森林の上だったため、V1本体の上部は緑や青を基調にした色 (もしくはその中間色) で塗られていました。


(この写真は模型ですけど)


逆に、下から見上げられる場合は空の明るさに溶け込むように下部は白っぽい色や薄い青色に塗られています。






この迷彩パターンは、丁度海洋に生息する哺乳類 (イルカやクジラ、ペンギンなど) のお腹と背中の色の関係に似ています。


要は、上からも下からもそれぞれ発見されにくい色分け・・・ってことですね。


現代の日本のF-2戦闘機や、アメリカ海軍のF-18戦闘機などの海洋での要撃・攻撃が想定されている戦闘機などもこのような迷彩で塗られていることが多いです。


(現代戦闘機は、バレルロールなどに代表される背面飛行を使った戦闘機動を取ることが容易になったので、背面も腹面も同じ色で塗ってある場合も多い。 ← レーダー技術の向上で、あまり目視に対する欺瞞を施す意味が無くなったというもの大きい。あまり見えにくいカラーリングにすると、逆に味方機との接触リスクなどが上がってしまう)







・・・このようにV1の迷彩色は理にかなっていましたが、迎撃するイギリス側にとっては頭の痛いカラーリングだったと言えるでしょう。
















V1要撃

イギリス側からのV1の要撃には、戦闘機、対空機関砲、果ては防空用の気球まで投入されました。



しかしながら、前述の通り、大量生産用のパルスジェットエンジンしか搭載していなかったV1は飛行速度が比較的遅く、さらに無人機故に直線飛行などの極限られた機動しかとらなかったため、タネが割れた後は発見されれば比較的容易に撃ち落とされるようになりました。


(と言っても、発射された数がかなり多かったため、最終的に2500発近くがロンドン近郊まで達し、多数の死傷者を出しました)



↑の写真は、V1に横付けして翼による体当たりで落下させようとしているイギリス空軍の スーパーマリン・スピットファイア戦闘機 のもの。



・・・飛行物体に戦闘機で体当たりをするなんていう芸当は現代の航空機では考えられない神技ですが、前回の飛行船の記事でもチョロっと書いたように、当時のレシプロ機は現代戦闘機よりも遥かに低速安定性に優れており、またV1自体が低速で突入してくる兵器だったこともこの常識を覆す戦術を可能にした理由の一つでした。






ちなみに、戦闘機についている航空機関砲で撃墜すればもっと簡単なような気がしますが、その場合は命がけです。


なにせ相手はお腹の中に850kgの高性能炸薬を抱えている飛行爆弾なのです。


下手に近づいて銃撃でもしようものなら、爆発に巻き込まれて自分もオダブツになってしまいます。


(爆煙はせいぜい10m~20mくらいしか広がりませんが、無数の爆片が数百メートルにも渡って飛散します。


この破片のうちたった一つでもプロペラや翼、キャノピーなどに被弾すると航空機はいとも簡単に墜落してしまいます。



そのため、上記のような 『体当たり作戦』 が慣行されたのでした。

(翼と翼をぶつけ合わせることで故意に墜落させる作戦)








これとは別に、地上砲台から高射砲等で撃墜する場合は特に何の制約もなかったそうです。


当時は 時限信管近接信管 (弾丸自体に爆薬が詰まっており、直撃しなくても目標の近くで炸裂させることによってダメージを与える対空弾) がすでに開発されており、発見さえできれば迎撃はさほど困難なものでは無かったようです。


(それでも、夜中とかに飛ばされるとたまったものではなかったそうですが・・・)

(↑夜間の発射は飛ばす側にとってもリスクが大きかったようで、あまり実行はされなかったらしいです)


















V1V2(作中)
(C) 1999-2008 平野耕太 Shonen-gahosha Co., Ltd. All Rights Reserved.


これまた HELLSING 作中より。


V1を全て発射した後に、デクス・ウキス・マキーネの攻撃管制官?が味方に通信で怒鳴る、




「V1改、全弾発射! 戦果は・・・」




大打撃!! (Der gross schruck!!)」



大打撃!!



大打撃!!






と大声で3連呼するのが忘れられません((;゚Д゚)ガクガクブルブル
















降下兵団
(C) 1999-2008 平野耕太 Shonen-gahosha Co., Ltd. All Rights Reserved.


この直後、ミレミアム大隊の空挺降下部隊がエアボーン作戦を開始。


(・・・彼らは吸血鬼ゆえ、上空何十メートルという高さからパラシュート無しで降下していたので、正確にはエアボーンとは言わないのかもしれませんが)


史実において、第二次世界大戦中のドイツ軍のドイツ降下猟兵達が付けていたのと同一と思われる (短)シュタールヘルム をミレニアムの降下兵団も付けているのが分かります。


背中には パンツァーファウスト対戦車砲 が、次のページで確認すると兵士たちの手には Kar98kライフルMG42機関銃 などなどが握られているのが確認出来ます。


(私の見立てなので、もしかしたら違うかもしれません 。・゚・(ノ∀`)・゚・。)















降下兵団2
(C) 2006-2011 平野耕太 MADHOUSE Inc. All Rights Reserved.


降下の直前、降下兵団の小隊長 (一番手前の人。多分仕事から見て曹長くらい) の放つ台詞も印象的です。





「綺麗だ・・・」


「地獄が輝いている」


「俺たちは 化け物 だ」


「あそこでしか生きられない・・・あそこにしか行きたくない」




アナウンス:「着上陸作戦開始。降下兵団、出撃せよ」




「・・・行くぞ前線豚ども。戦争だ!!





Fünf! (5)」


Vier!(4)」


Drei!(3)」


Zwei!(2)」


Eins!(1)」


Null!(0)」



ドッ ドッ キュィィィィィィン!!











・・・この辺りのシーンも結構好きでした。


OVAでも完璧に再現されていて感動しまくり・・・(つД`)


(ほんのちょっとだけ台詞が差し替えられてましたけど(/ω\))
(↑はOVA版での台詞)

















V1降下

・・・さて!


今日も大分ダラダラと書いてしまいましたが、今回はこの辺にしておきたいと思います。


あまり参考にならない記事でしたが、最後までお付き合いくださいって本当にありがとうございました! (〃▽〃)ノ


次回はV2?辺りの記事でも書いてみたいな~・・・と思っております。


よろしかったらまた見てやってくださいね♪






























今日のおまけ♪




youtubeより V1が実際に迎撃されているときの貴重な映像です。


別にこの動画に限ったことではないですが、映画やゲームなどで対空砲が火を吹くと命中もしていないのに空に次々と黒煙が上がるのは、記事内でもふれましたように弾自体に近接信管や時限信管が内蔵されているためです。

航空機に直接弾が当たらなくても撃墜出来るようにこのような設計がされているわけですね。

もちろん、空想の世界だけでなく現実の世界でも使われています。

2011.09.22(Thu) | HELLSING | cm(0) | tb(0) |

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